夢のマイホームが“夢”で終わらないために。都心で家を買う前に知っておきたい5つの現実

「いつかは都心にマイホームを…」
そう考えて物件探しを始めたとき、最初にぶつかるのは“理想と現実のギャップ”

SNSや不動産サイトで夢を膨らませたあとに待っているのは、予算の壁、広さの壁、そして思わぬ出費の数々。
今回は、都心でマイホームを検討している方に向けて、**「買う前に知っておきたいリアルな現実」**を5つのポイントでご紹介します。

「駅近・3LDK・築浅」で探してると、気がつけば1億円を超えていた…そんなこと、よくあります。

港区・渋谷区・目黒区といった人気エリアでは、70㎡前後の中古マンションでも7,000万円〜1億円は当たり前。
希望条件を一度書き出してみて、それが現実的な価格帯かどうかを不動産会社に確認してみることが大切です。

とはいえ、妥協すべきではありません。
たとえば「築年数を妥協して中古×リノベにする」「徒歩15分でも静かで広い物件を選ぶ」など、優先順位をつけて条件を見直すことで、自分にぴったりの選択肢が見えてきます。

都心では「駅徒歩5分」「3LDK」「築浅」など、全部を揃えようとすると面積は自然と狭くなります。
60㎡の3LDK物件など、ファミリーには少し手狭なケースも。

広さを取ると駅から遠くなる、駅近を取ると部屋が狭くなる――
このジレンマに悩んでいる人は多いですが、最近では間取りを工夫したリノベーション物件も注目されています。

収納や家具配置、生活動線など、狭くても快適に暮らせる工夫を取り入れることで、“広さ以上に暮らしやすい家”をつくることも可能です。

住宅ローンの月々の返済だけを見て購入を決めるのはNGです。
都心のマンションでは、管理費＋修繕積立金で月3〜4万円前後かかることも。

さらに、港区・目黒区などのエリアでは固定資産税も年間20〜40万円以上が一般的。
マンションによっては駐車場代が月3万円を超えることもあります。

つまり、「ローン＋管理費＋税金＋駐車場」で、実質の支出は想像以上になることも…。
無理のない資金計画を立てるには、“月額総支出”ベースで考えることが大切です。

人気エリアだからといって、必ずしも「暮らしやすい」とは限りません。
特に駅周辺の繁華街では、夜間の騒音・飲食店の匂い・治安の不安などに悩まされることも。

また、実際に住んでみないと分からないのが「住民の層」や「ご近所の雰囲気」。
意外と見落としがちなのが、内見の時間帯。
土日の昼だけでなく、平日の夜や朝にも現地を見てみると、住環境のリアルな部分が見えてきます。

「年収700万円あれば、ローンは余裕で通るでしょ？」
そう思っていたら、まさかの審査NG…。

実は、以下のようなケースでは住宅ローン審査に落ちることもあります。

〇転職後すぐで勤続年数が短い

〇クレジットカードの支払い遅延歴がある

〇ペアローンを組もうとしたが、片方が育休中

ローン審査は“収入”だけではなく、“安定性”や“信用情報”も見られます。
まずは早い段階で事前審査を受けてみるのがおすすめです。

都心でマイホームを買うというのは、大きな夢であり、人生の大きな決断。
だからこそ、焦らず、現実をしっかり知ったうえでの準備がとても大切です。

もしあなたが今、
「何から始めればいいのか分からない」
「いい物件が見つけられない」
と思っているなら、まずは“購入ガイドブック”を読んでみてください。

マイホーム購入までの全体の流れを紹介しています。
大まかに流れを知るだけでも住まい探しはとてもスムーズになります。


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